【Vol.76】[第2弾/前編]ごく身近にあるのに、実はよくわからない車の疑問<9選>【GS-RADIO】
【ゆっくり解説】私たちの人生は〇〇で決まる、という話 ~遺伝・環境論争~
F-2とF-16戦闘機の性能を徹底比較「新編集・完全版」【ゆっくり解説】
【読解力の低下】理論展開が理解できないスマホしか扱えない人達。
パソコンを使える人達との間で広がる知識格差。
だから僕は語る対象と話し方を変えた
【ゆっくり解説】韓国永宗大橋多重衝突事故
世界で大活躍する何でも屋!マルチロールファイターを4つご紹介します
側弯症と整体の施術
側弯症(そくわんしょう)とは?
側弯症は脊椎側弯症又は脊柱側弯症などといわれています。
背骨は、正常な状態であれば正面あるいは背面から見ると背骨はまっすぐのびています。
しかし、横方向に曲がったり背骨が捻じれている場合があり、これを脊椎側弯症または側弯症言います。
「側弯症」は痛みを伴うことはあまり無いので発症早期での診断は困難で、ある程度成長してしまってから気づくことが多い。
気が付いた時には、もうすでに大きく歪んできている場合もあり、成長期にはときどき脊椎の曲がりをチェックして「側彎症」なっているかを確認することが必要のようです。
側弯症になる原因は?
近頃では、「側彎症」を原因ごとに分類するようになってきています。
側弯症には、下記のような種類があります。
特発性側彎症
特発性側彎症とは、原因の分からない「側彎症」の総称です。
この特発性側彎症が「側弯症」の80-85%を占めている。
成長する時に「側彎症」は発現し、その多くが思春期に発症することから小学校4年生から中学校3年生までが注意が必要です。
おおよそ1:7の割合で女性に多くそのうちでも初潮前後の女性に多く出現し、瘦せ形の女子中学生でも発現しやすく、日常生活は関係ない。
脊椎の発育や成長がしなくなるまで進行し続ける傾向があることから、発現年齢が若く、残っている成長期が多いほど進行する可能性が高く、一般的に、骨成長が成熟期に達すると側弯症が早く悪化することは無くなるようです。
胸郭不全症候群(きょうかくふぜんしょうこうぐん)
胸郭不全症候群などの遺伝的または成長段階に生じた背骨の異常によって発現します。
神経原性側弯症(しんけいげんせいそくわんしょう)
脳(のう)や脊髄の異常によって発現します。
筋原生側弯症
筋肉の異常により正常な姿勢を保持することのできないことによって発現する。
外傷性側弯症(がいしょうせいそくわんしょう)
怪我をしたことにより発現します。
事故など脊椎に大きな力が加えられたことが原因で背骨が湾曲してしまうことがあります。
捻挫や骨折、それらの後遺症によって背骨が曲がり「側弯症」になったりします。
姿勢が原因になる側弯症
毎日の習慣で姿勢が悪いと「側彎症」になってしまうことがある。
この側弯症は背骨の変形を伴うことが少ないみたいです。
長い時間の良くない姿勢では、脊椎や肋骨が変形させていくこともありますが、特発性のような変形のしかたはしない。
姿勢が原因で発生する側弯症は、整体の矯正や姿勢を正すことで治すことができるのです。
体に影響する側弯症
背骨が大きく歪む「側弯症」は、健康にいろいろな影響をあたえます。
見た目上の問題、内臓機能への影響、腰痛や肩凝りなどの不快な症状や痛みなど。
外見
脊椎が横方向に歪むだけではなく、椎体自体がねじれながら彎曲するため、だんだん肋骨も変形し、凸側の肋骨が後ろに出っ張りだすと女性の場合は乳房が不均等になったり背中が出っ張るなど外観に影響が出てくる。
このような脊椎や姿勢の変形により、羞恥心や劣等感など心理的影響を与える事もある重度の「側弯症」の場合には、子孫にも遺伝するかもしれないと心配して結婚の障害になることもあります。
身体機能への側弯症の影響
胸の圧迫と変形による循環器障害・呼吸器障害など内臓器官にも悪影響を及ぼします。
進行すると凸側の肋骨の前後がつぶれたようになり肺、心臓などの内臓を圧迫し影響が出る。
側弯症が70度を超えたときは肺活量が極度に減り90度を超えると心臓や肺の機能にも大きく影響し寿命が短くなると言われている。
側弯症による痛みや凝り
腰椎は、肋骨がなくおもに靱帯と筋肉によって支えられる為、胸椎よりもかかる負荷が大きい。
また椎間板への影響もあって、側弯症が45度を超えると椎間板(ついかんばん)への負荷が不均衡になり椎間板(ついかんばん)の痛み、腰痛の要因になります。
脊椎の歪みは、関節や骨格を支える筋肉・靱帯に大きな負担をかける為に、凝りや痛みの要因になります。
急性の症状や慢性の症状などいろいろな痛みや凝りの要因になるのですが、「側弯症」の初期や軽い「側弯症」では、痛みや凝りが出現することは多くなく、だいたいの場合凝りや痛みが出るのは湾曲がひどくなった重度の「側彎症」になってからです。
側弯症の健康診断
日本は、幼児や学校の健康診断で脊柱検査がおこなわれており、1980年頃よりモアレによる検査が普及して、早期発見ができるようになった。
学校保健安全法の改正により、2016年度から運動器検診(家庭で評価ののち学校医による視触診が実施され総合判定)が学校健診の必須項目に加えられた。
予防方法はわかっておらず、早目に発見して非観血的治療を行うことに利点がある。
保存的治療には、整体やカイロプラクティックなどの手技療法もあります。
しかし、カイロプラクティックや整体などの脊椎・骨盤の施術を専門とする治療法でも「側弯症」にとても有効な予防や治療の方法は発見されていないようです。
側弯症の治療
一般医療でされる側弯症の治療は、コルセットによる治療方法と手術による治療方法にの二種類にわけられます。
コルセットなどによる側彎症の治療
25度以上と診断を受けると、専用の装具などによる維持療法が行われることがおおいようです。
装具で曲がりが完全に完治することはありませんが、装具は少しは側弯症の進行を遅くする為、手術となってもその時期を遅らせる効果がある。
しかし、コルセットを付けての日常の生活は不便を伴う為、コルセットの装着を途中でやめてしまう方達も多く、現実には、効果を実感する方達はわずかです。
また長期間装着することが必要になるが、「側彎症」の進行が終わる時期、つまり成長が終わるまで着用する必要があって側弯症の装具での治療方法はとても忍耐が必要なものになります。
手術による治療
50度以上と認定されるとロッドやスクリューを挿入して背骨を調整するする手術が行われますあ。
このような場合も完全に治ることはない。
外科手術による側弯症の治療後は、背骨の動く角度は減ります。
また、「側彎症」の曲がりに伴い、肋骨の変形があり肋骨の歪みの度合いによっては、肋骨の切除が行われることもあるようです。
大きな手術になるため、体への影響を心配して手術をためらう人達もいるようです。
整体などの民間療法による治療
骨の矯正を専門とする整体には側弯症の方達が数多く来られます。
整体では古くから「側弯症」の調整を研究してきた歴史がある。
しかしながら、いまだに全ての側弯症に効果的な治療法は見つかっていないのが現状です。
だが、ある一部の「側彎症」に関しては効果的で大きな改善がみられる事があります。
気を付けた方がいいのは、「側弯症を治します」とか「側弯症専門治療院」など、あたかも側弯症が治る病気かのように宣伝す整体は、詐欺みたいな整体院かも!整体の治療で良くなる側弯症は、「側弯症」全体の一部のある条件が整った側弯症のみなんです。
「側彎症」が治るなどと簡単に言う整体に通うのは考え直した方がいいかもしれません。
そのようなことも考慮した上であれば、整体の施術をを受けてみるのは良いことだと思います。